ブログ一覧


蜂の巣駆除業者に頼んだらどんな流れになるの?

ハチ駆除って自分でも出来る!?蜂の巣駆除業者に頼んだ方がいい??

まずは蜂の種類を知ろう

一般の家庭の軒先・庭・クーラーの屋外機等や公園、工場等によく作る蜂の巣の種類として多いのが「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」の3種類です。

スズメバチ

スズメバチは動きが早く攻撃性の高い最も危険な蜂です。巣に近づくだけで威嚇してきます。巣の形はボール状や提灯状で表面はマーブル模様です。4月下旬頃から巣作りを始め、9月下旬頃に個体数がピークとなります。もしスズメバチの巣やスズメバチを見かけたら大きな声を出したり、手で振り払ったりせずに静かに後退してください。
スズメバチは屋外で発見することが多いですが、万が一部屋の中で見つけてしまった場合は、とにかく外に追い出すことを考えましょう。追い出したい場合はゆっくりと部屋の窓を開けて明かりを消します。外が明るければ外の光に導かれて部屋から出て行く場合が多いです。
とにかくその部屋の窓を開けて別の部屋に移動し様子を伺ってください。
どうしても追い出すことが難しいようであれば自分で退治しようとせずに蜂駆除業者に連絡しましょう。
スズメバチの場合は自分で駆除しようとして刺されてしまっては大変なことになります。絶対に無理をしないでください。

 

 

アシナガバチ

アシナガバチは通常巣に近づいたりしただけでは攻撃してくることはありません。
足をだらんと下げてゆっくりと飛ぶのが特徴です。アシナガバチの巣の特徴はシャワーヘッドのような円形で巣穴が複数あります。また巣穴に綿状の白い蓋のようなものが有る場合があります。
スズメバチ同様に4月上旬から巣作りを始めます。8月の中旬に個体数がピークを迎え11月頃には死滅します。
アシナガバチはスズメバチ科と言うこともあり生態はスズメバチに似た部分があります。
主食は芋虫や昆虫類です。この肉食と言う部分がスズメバチの生態と似ています。
またアシナガバチは市街地や公園、家などの人にとって身近な場所に生息するケースが多いです。よってアシナガバチを見かける機会は非常に多くなっています。
アシナガバチの毒針の毒性はスズメバチよりも弱いのですが、成分自体はスズメバチに含まれるものと共通する部分があります。
アシナガバチに刺された痛みは強烈です。
スズメバチに刺されたものと同じ位、もしくはそれ以上に感じると言う人もいます。またアナフィラキシーショックを起こすのはスズメバチと言うふうに思われていますが、アシナガバチに刺されてもアナフィラキシーショックが起こる可能性があります。

 

 

ミツバチ

ミツバチは刺激しないかぎり攻撃してくることはない、比較的攻撃性の低い蜂です。
ミツバチの巣は板状で何枚にも重なって大きくなります。
家の屋根裏や床下に巣を作ることも多く、蜂蜜がたれてシミになり巣の存在に気づく場合もあります。ミツバチは2月頃から活動が始まりほぼ1年間を通して活動を続けます。活動を再開する2月と10月~11月頃は攻撃性が高まります。
ミツバチは社会性の強い蜂です。巣に対して危害を加えると判断した場合は、体当たりで攻撃してきます。ミツバチは攻撃すると興奮物質をあたりに拡散することがあります。
それを嗅ぎつけた仲間のミツバチが一斉に集まり攻撃してくる場合があり、非常に危険なため巣には近づかないようにしましょう。
またミツバチは一度針を刺したら死んでしまうと言う性質を持っています。ミツバチの針にはかえしが付いていて、一度皮膚に刺すとなかなか抜けません。

 

 

自分で出来る蜂駆除の範囲

蜂の種類によって決める

危険度の高い「スズメバチ」「アシナガバチ」はプロのハチ駆除業者に依頼したほうがいいでしょう。
また、ミツバチだから安全というわけではありませんので、自分で駆除する自信がない場合や、「ちょっと怖いな」と感じる方は業者に頼みましょう。

蜂の巣の大きさで決める

ご自身で駆除出来る蜂の巣の大きさは15cmまでにしたほうがいいでしょう。それ以上大きくなると危険が伴います。また、スズメバチの蜂の巣の中は見えない事もあり、中にどれだけのスズメバチがいるか検討がつきません。防護服などの装備が無い場合は巣から非常に複数の蜂が出てきて対処出来ない、もしくは危険にさらされる場合があります。そういう観点からもスズメバチの場合は巣の大きさにかかわらず、プロのハチ駆除業者に依頼されることをおすすめします。

巣が出来ている場所によって決める

ベランダや玄関まわり、庭木等の比較的低い場所の場合はご自身での駆除も可能な場合があります。
業者に依頼したほうがいいケースとしては、

  • 屋根裏や床下のすぐ逃げれないような狭く暗い場所
  • 軒下や2階部分の外壁、ベランダ等の比較的高い場所
  • 庭等の土の中に巣がある場合

上記のような場合は、ご自身で駆除はせずにプロのハチ駆除業者に依頼しましょう。
屋根裏や床下等の狭い場所の場合、駆除途中に蜂に襲われる可能性が高く非常に危険です。
また、土の中の蜂の巣はスズメバチの可能性もありますので、むやみに土を掘ったりしないようにしてください。

 

 

自力でハチ駆除する場合の方法

ご自身での蜂の巣駆除を選択した場合の注意点をいくつか解説します。

駆除する際の服装・時間帯

駆除する際は黒い服を避けてください。蜂は黒い色に対して攻撃力をアップします。出来るだけ白色の服で行いましょう。
また、駆除する時間帯は日没数時間後から日の出前が適切です。日が沈んで蜂が巣に戻って巣の周りに蜂がいない事を確認してから行いましょう。※季節や蜂の種類によって行動サイクルが違うので注意が必要です。
昼間に駆除を行った場合は、夕方付近に出かけている蜂が戻ってくるので再度蜂を駆除する必要があります。

ハチ駆除に準備するといい道具

  • ハチ駆除用のスプレー
  • 防護ネット付きヘルメット
  • 防護服(防護服がない場合はできるだけ厚手の服の上にレインコート)
  • 防護手袋(防護手袋がない場合は軍手の上に革手袋)
  • 長靴もしくはブーツ
  • ゴミ袋
  • 懐中電灯
  • 長い棒のようなもの
  • ガムテープ

※上記装備も黒色は避けて出来るだけ白色を用意して下さい。

ハチの巣駆除の手順と注意点

  • 明るい昼のうちに巣の位置や形状をしっかり確認する。
  • 作業を開始する前にごみ袋やガムテープ等を近くに用意する。
    ※暗い時間帯に作業を行う場合は懐中電灯に赤いセロファンを巻いて使用することをおすすめします。ハチは赤い光を認識しづらい性質があります。
  • 防護服、防護手袋、長靴を着用する。(隙間が無いかしっかり確認しましょう)
  • 少し離れた場所からハチ駆除専用スプレーを噴射します。巣から逃げるハチにもスプレーを噴射すると攻撃力が落ちます。
  • 巣の周りにハチがいなくなった事を確認して、棒などで巣を地面に落とします。
  • 巣の残骸とハチの死骸をビニール袋に入れます。
    ※ハチの巣を絶対に素手では触ってはいけません。死んでいないハチがいる場合もあるので注意してください。また、ビニール袋は二重にしておくことをおすすめします。
  • 巣が出来ていた場所にハチ駆除専用スプレーを噴射しておきます。戻り蜂が新たに巣を作る事を防ぎます。

以上がご自身での蜂の巣駆除の手順です。蜂は季節や時間帯によって攻撃性が変わります。
危険を伴う事は十分意識して作業してください。
ご自分での駆除作業に少しでも不安がある場合はハチ駆除のプロ業者に依頼しましょう。

業者に頼んだ場合のハチ駆除方法と費用

プロのハチ駆除業者に依頼した場合蜂の巣の大きさや蜂の巣の出来ている場所、蜂の巣の数、依頼する時期等により費用が大きく変わります。
業者に依頼した場合の蜂の巣駆除作業内容は下記のような感じになります。

現地調査

実際に蜂の巣が出来ている現場に訪れ、蜂の巣の種類や大きさ、数などを調査します。 この調査でご不明点や不安なことはしっかりと伝えてください。

お見積もり

蜂の巣の数や出来ている場所、種類、大きさなどによってお見積もりして駆除料金を提示します。
また、交通費の有無や処分にかかる費用等もしっかり聞くようにしましょう。

蜂の巣駆除作業

お見積もりにご納得した場合は蜂の巣の駆除を行います。
駆除当日は蜂の巣駆除の経験豊富なスタッフが作業いたしますので、安心して任せる事ができます。 また蜂の巣駆除作業後の清掃や片付け等全てスタッフが行ってくれます。
最後に再発防止作業として駆除スプレー等を噴霧します。

蜂の巣駆除費用の相場

オオスズメバチの巣駆除の場合40,000円~
スズメバチの巣駆除の場合16,000円~
アシナガバチの巣駆除の場合12,000円~
ミツバチの巣駆除の場合30,000円~

ご自分で蜂の巣駆除をした場合の費用はスプレー購入費用等だけで安くはつきますが、やはり危険な作業に変わりありません。少しでも不安を抱いている方は様々な蜂の巣を駆除してきたプロに任せることをお勧めします。また、もし刺されてしまった場合の病院費用や薬代等を天秤にかけて検討するといいでしょう。

 

 

もし蜂に刺されてしまったら

蜂は夏ごろから子作りを始めます。この時期の蜂は子に近づくものを追い払おうと非常に攻撃的になります。気がつかないままに巣に近づいてしまった場合蜂に刺されてしまう可能性があります。
基本的には蜂に刺された場合は医療機関を受診することをお勧めします。
蜂に刺されると幹部が赤く腫れ上がり、痛みやかゆみが生じます。蜂の種類によって痛みは変わりますが、スズメバチに刺された場合は非常に激痛を感じます。
一番注意しないといけないのはアナフィラキシーショックです。
蜂に刺されてしまうとアナフィラキシーショックと言うアレルギー症状を起こす場合があります。症状としては、息切れ、動悸、めまいを起こすことがあります。
症状がひどくなってしまうと、蕁麻疹や嘔吐、意識障害、呼吸困難に至ってしまう場合があり、命に関わることになってしまいます。
アナフィラキシーショックは1回目刺された時よりも2回目刺された場合に発生することが多いと言われています。体質や毒質によって差がありますが、人によっては初めて刺された場合でもアナフィラキシーショックが起こることもあります。
アナフィラキシーショックが起きた場合は命にかかわりますので、すぐに救急車を呼んでください。 それでは蜂に刺された場合どのような行動を取ればいいのかをお伝えします。
蜂に刺された場合、とにかくその場をすぐに離れてください。周りに仲間の蜂がいて集団で攻撃してくる場合がありますのでとにかく安全な場所に避難してください。
安全な場所に避難したらまず症状を確認してください。15分程度で幹部が腫れてかゆみ等が発生する場合があります。また、めまいなどの症状が起こることもありますので全身の異変がないかよく確認してください。もし少しでも異変があった場合はすぐに病院に行って診察を受けてください。
刺された患部を確認して針が残っている場合はその針を抜く必要があります。
蜂は生き物を指すと針が体から離れてしまい針の根元についた毒袋とともに肌に残ってしまいます。この残った針をそのままにしておくと、どんどん体内に毒が流れ込んでしまうので毛抜きやピンセット等で拭く必要があります。
針を取り除いたら、きれいな水で患部を充分洗ってください。できれば患部をつまんで毒を出すように洗い流すと良いでしょう。
口で毒を吸い出すような事はさけてください。口で毒を吸った場合、口の中に傷口があったりすると、毒が傷口から侵入してしまうことがあります。
きれいに患部を洗ったら虫刺され用の薬を塗布して様子を見ましょう。また患部を冷やすことも有効的です。少しでも心配な場合は皮膚科などで診療してもらうことをお勧めします。
患部の腫れがおさまってくれば問題ありませんが、少しでも体の異変(意識の混濁や体温の上昇、意識障害等)があればすぐに救急車を呼んでください。

まとめ

小さな蜂の巣であればご自身での駆除も可能かと思います。
しかし、刺されてしまったら痛いおもいをしたり、治療代等が逆に高くついてしまう場合もあります。
ご自身での蜂の巣駆除は用意する物も複数必要ですし、駆除後の後処理等も慣れていないと大変です。
少しでも不安に思うようであれば、ハチ駆除のプロ業者に依頼しましょう。

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2021 株式会社 丸巻商会. All rights Reserved.