蜂の巣発見!!そんな時どうすればいいの??
蜂の巣が出来てしまったら、駆除はどうしたらいいの?
目次
蜂が巣を作りやすい場所
蜂は基本的にむやみに人を指す事はありません。大体の場合は人が蜂の巣に近づき蜂は巣を守ろうとして人を刺します。
蜂が巣を作りやすい場所としては下記があげられます。
ベランダ
ベランダの天井部分などに蜂の巣ができることが多いです。特にベランダで花などを栽培している場合は花の匂いによって蜂が集まりやすくなります。また、ベランダにエアコンの室外機を置いている場合は蜂が室外機の中に巣を作る可能性があります。
給湯器付近
マンションや一戸建ての扉のある給湯器室などは、小さな隙間から蜂が入り巣を作る場合があります。定期的に蜂の巣が無いか確認しましょう。
天井裏
一戸建ての屋根裏や天井裏は外敵から巣を守るのに適しているため、蜂の巣を作りやすい環境です。これらの場所に巣を作った場合、室内に蜂が入ってくることもあるので注意が必要です。
軒下
軒下は蜂の巣ができやすい1番の場所といえます。雨風がしのげて、餌を取りに行くための出入りも容易な為よく作られる場所です。
戸袋の下
戸袋の下も蜂の巣のできやすい場所です。特に平開が少ない窓の戸袋下は蜂の巣を作られることが多いです。
戸袋の中
戸袋の中に関しては雨戸を頻繁に閉めない場合は蜂の巣を作られるケースが多くなります。雨戸を頻繁に開け閉めしている場合は巣を作られる可能性が下がります。
庭の樹木
庭は昆虫などが多くおり、蜂にとって巣作りに好都合な場所です。樹木や植木、土の中と、あらゆる所に巣ができる場合があります。
植え込み
植え込みに関しても庭の樹木と同じく、昆虫の多い場所なので蜂が巣作りしやすい環境といえます。植え込みの土の中などから蜂が出入りしている場合は非常に危険ですので、絶対に近づかないようにしてください。
あまり開閉しない窓
頻繁に開け閉めのある窓は蜂が警戒して巣を作りませんが、あまり平開しない窓では蜂の巣を作られる場合があります。
クーラーの室外機
クーラーの室外機の場合は室外機の中に蜂の巣を作る場合があります。室外機の中の場合は蜂駆除専用スプレイをむやみに保護してしまうと室外機が故障する場合があります。ご自身で8駆除する場合は室外機を壊さないように慎重にすることをおすすめします。
カーポート
カーポートは雨をしのげるので蜂の巣ができる可能性が多い場所です。庭からも近く餌となる昆虫が多いことも原因に挙げられます。
等が挙げられます。またスズメバチの場合土の中に巣を作る場合もあります。
蜂は雨風をしのげて日陰で風通しの良い高い場所に蜂の巣を作る傾向があります。
蜂の巣を作られやすい家の特徴
家に巣を作る蜂の種類はスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチが挙げられます。
巣を作る場所として最適なのが、雨や風の影響を受けにくい場所です。また天井裏等の外部から天敵が入ってこない場所に巣を好んで作ります。
ミツバチにおいては花の蜜や花粉を取りやすい場所の近くに巣を作る傾向があります。
またスズメバチは餌である昆虫を確保できる場所に近いところに好んで巣を作ります。
蜂の巣を作らせないためには
屋根裏等の場合は蜂が侵入できないするようにすることです。
防虫ネットなどを使って蜂が侵入できないようにします。ハチの嫌いな匂いを使うという手もあります。蜂はハッカ油や木酢液などの匂いが苦手なので置いておくと蜂の巣を作ることを予防することができます。
また、蜂は敵がいない場所を好みます。よって人がよく通る場所には作らない傾向があります。
できるだけこまめに家の周りを点検するなど、人が通る環境を作ると蜂の巣が作られにくくなります。
蜂が巣を作りそうな場所に市販の蜂駆除専用スプレーを前もって噴霧しておくのも効果的です。一度駆除した場所に翌年もまた巣を作るというケースもよくあります。こうした場合にもハチ駆除専用のスプレーを噴霧しておくと蜂の巣がまたできてしまう事の予防になります。
蜂は甘い匂いのするものに寄ってくる習性があります。庭に置いているジュースの空き缶・食べかすやゴミなどに寄ってきてその近くで巣を作るケースもあります。できるだけ家の周りにそのような蜂が好む匂いのものを置かないことをお勧めします。
蜂の巣を発見したら
最近の気候変動の影響で、スズメバチやアシナガバチの巣を身近なところで発見するケースが増えています。
マンション等のベランダや一戸建ての家下・屋根裏・クーラーの屋外機などで巣を発見するケースが多くなっています。 もし蜂の巣を発見したら、まず近づかずに遠くから様子をうかがってください。
特にスズメバチの場合は近づくと攻撃してくる場合があります。大変凶暴な蜂ですので絶対に近づかないようにしてください。もし蜂の方から近づいてきた場合は大きな声を出したり蜂を手で追い払ったりせずに静かにその場から逃げてください。
ベランダや庭の木などにできている、小さな蜂の巣であれば遠くからハチ駆除スプレーをすることによりご自身での駆除も可能です。
しかし15センチを超えるような巣やボール状や提灯状のマーブル模様の巣であればスズメバチの可能性が高いので、絶対にご自分で駆除はしないでください。スズメバチは小さい巣であっても非常に凶暴なのでハチ駆除スプレーをすると襲いかかってくる場合があります。
防護服や防護手袋等の装備がない場合、刺される危険性があるので蜂駆除のプロ業者に任せることをおすすめします。またアシナガバチもスズメバチほどではありませんが、駆除しようとすると攻撃してきますので、できればプロ業者にお願いした方が良いでしょう。
蜂の巣駆除を専門業者に任せませんか?
蜂の巣を安全に駆除するための必要なもの
ハチ駆除専用防護服
まず自分の身を守るために蜂の巣駆除用の防護服を用意しましょう。
もし蜂の巣駆除専用の防護服を用意できない場合は白色の厚手の作業着等、長袖と長ズボン、その上に厚手のレインコートなどを着用しましょう。
また、顔や頭を守るためにヘルメット等を着用して服とヘルメットの間も蜂が入ってこないようにガムテープ等で塞ぎます。とにかく上から下まで、蜂が入ってくる事の無いよに少しも隙間を開けないようにしてください。
ただしこちらの装備に関してはミツバチ駆除用の装備です。スズメバチやアシナガバチの駆除に関してはこれらの装備では危険な場合があります。
スズメバチやアシナガバチはやはり蜂駆除専用の防護服が必要です。
手袋 長靴
手袋に関しては蜂の針を通しにくい厚手の軍手や革製の手袋にしましょう。
長靴に関しては蜂が入ってこないようにビニールテープやガムテープで隙間のないように巻いてください。
ハチ駆除専用スプレー
蜂駆除専用のスプレーをホームセンターやネットで購入しましょう。
蜂駆除以外の虫に効くスプレーなどもありますが、それらは殺虫成分が蜂専用のものとは異なります。
必ずハチ駆除専用のスプレーを用意しましょう。
ハチ駆除専用のスプレーには蜂によく効く成分が入っており、実際にスプレーを噴霧させる場合蜂が反撃してくる恐れがあるので一刻も早く蜂を退治するスプレーが必要だからです。
長い棒状のもの
蜂駆除スプレーをした後に蜂がすべていなくなったことを確認し、蜂の巣を下に落とすために使用します。
また、蜂駆除スプレーをした後の蜂の巣を直接手で触れるのは大変危険です。
棒などで蜂の巣を下に落とすのが最も良いでしょう。
ゴミ袋
駆除後落とした蜂の巣はゴミ袋に入れて処分します。
こちらもできるだけ直接手に触れず蜂の巣をゴミ袋に入れましょう。
またもし生きている蜂がいると危険なので、ゴミ袋は二重にすることをお勧めします。 その他にも暗い時間に駆除するのであれば、懐中電灯などを用意したほうがいいでしょう。※懐中電灯を使用する場合は、比較的蜂に刺激を与えない赤色のセロファンを被せるなどの工夫が必要です。
蜂の巣駆除を安全に行う時間帯は?
蜂の巣駆除を行うベストな時間帯は日没後2〜3時間が経過した頃です。
日中に駆除を行ってしまうと、駆除した後蜂が巣に戻ってくる場合があります。
そのため蜂がほとんど帰っている日没後の時間帯に駆除することをお勧めします。※蜂の種類によっては日没後も行動して夜遅くに帰ってくる場合もあります。
蜂の巣駆除は充分注意をして実行してください。
蜂の巣の駆除を自分でやっても本当に大丈夫?
まずご自身で行える蜂の種類はミツバチ、アシナガバチまでとなります。※アシナガバチに関しては危険な場合もあります。少しでも不安を感じた場合は蜂駆除業者に依頼しましょう。
次に蜂の巣の大きさで判断する方法ですが、蜂の巣の直径が15センチ以内が目安となります。15センチを超えるような蜂の巣の場合は、やはり専門の蜂駆除業者に依頼した方が良いでしょう。
また蜂の巣の出来ている場所ですが、ベランダや1階部分、庭等の比較的足場の安定している場所であればご自身での駆除も可能かもしれません。しかし脚立を使うような高い場所や、屋根裏等の密閉されて逃げ場のない場所、蜂の巣が土の中にあるような場合は迷わず蜂の巣駆除の専門業者に依頼した方が良いでしょう。
高い場所で蜂駆除を行い、もし蜂が攻撃してきた場合は慌ててしまって落下する可能性もあります。高い位置で蜂に襲われると非常に危険です。また、すぐに逃げることのできない狭い場所だと蜂が攻撃してきても思うように逃げることができません。ハチに攻撃されると命を落とす危険があるため絶対に無理な蜂の巣駆除はご自身で行わないでください。
ご自身で行う場合の蜂駆除の手順
- まず昼間の明るいうちに蜂の巣の状況を確認しておく。
- 作業を開始する前に蜂の巣駆除作業する近くに必要な道具を揃えておく。
- 防護服がある場合は防護服を着て、厚手の革手袋・長靴を履き、上から下まで隙間ができないようにガムテープ等でしっかりと塞ぐ。※もし隙間があると駆除スプレーをかけた後蜂が攻撃してきますので、隙間から蜂が入ってくる可能性があります。非常に危険ですので、しっかりと隙間を塞ぐようにしましょう。
- 少し離れた場所からハチ駆除専用のスプレーを噴霧します。噴霧すると蜂が外に出てきて攻撃してきますので、出てきた蜂にもしっかりと蜂駆除専用スプレーを噴霧します。
- しっかりとハチ駆除専用スプレーを噴霧した後、もう蜂が出てこないのを確認して蜂の巣を棒状のもので地面に落とします。その際まだ生きている蜂がいる可能性があるので、絶対に素手では触らないでください。
- 地面に落とした蜂の巣を、ビニール袋に入れます。まだ生きている蜂がいる場合があるので、ビニール袋は二重にしましょう。
- 餌を取るために活動していた蜂が帰ってくる場合があるので、蜂の巣のあった場所にハチ駆除専用スプレーを噴霧しておきます。
以上が蜂の巣駆除の大まかな流れです。
15センチを超えるような蜂の巣や、スズメバチのような凶暴な蜂の巣の場合はご自身での駆除作業は非常に危険です。そのような場合は蜂駆除専門業者に依頼することをお勧めします。
また、脚立を使っての駆除作業や足場の悪い場所での駆除作業も蜂が襲って来た場合危険です。そのような場合もご自身での蜂の巣駆除作業は行わないでください。
まとめ
蜂にとって巣を作りやすい環境があります。そのような環境を普段から出来るだけ作らないようにしておくのがポイントです。
蜂は人通りが多い場所や頻繁に開け閉めする窓付近では巣を作りにくい性質がありますので、こまめに蜂の巣が出来ていないかチェックして回る事も重要です。
雨戸や窓に関しても出来るだけ平開するようにしておきましょう。
早めに発見した小さな蜂の巣であれば、ご自身での駆除も比較的簡単にできますので、日頃のチェックが最重要といえます。
蜂の巣が生活スペースにあるとストレスを感じてしまいます。少しでも「自分で駆除するのは怖いな」とためらうようであれば、ハチ駆除の専門業者に依頼しましょう。
蜂の巣駆除を専門業者に任せませんか?
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