スズメバチが1匹でウロウロする理由とは?対処法や注意点も解説
スズメバチは蜂の中でも攻撃性と毒性が高いため、家の近くをウロウロしていると恐怖を感じるものです。しかし、それが1匹であれば、刺激せずに放置するべきか迷うケースもあるでしょう。本記事では、スズメバチが1匹でウロウロする理由と、対処法を紹介します。
この記事を読むための時間:3分
スズメバチが1匹でウロウロする理由
スズメバチの活動時期は、4月~11月とされています。そして、攻撃性が増すのは6月~10月です。夏が近くなると、巣が巨大になり働きバチも活発に働くため、スズメバチを見かけたら十分な注意が必要です。
しかし、スズメバチの働きバチは越冬しません。そのため、スズメバチが1匹でウロウロしている場合、女王蜂が巣作りをする場所を探して偵察をしている可能性が高いです。この時期の女王蜂は、巣作りに集中しているので、攻撃性はあまり高くありません。しかし、放置すると家の近くに巣ができる恐れがあるため、スズメバチがうろついているのを見かけた際は、早急に対処することが大切です。
スズメバチがウロウロしていた場合の対処法
スズメバチが1匹でウロウロしているのを見かけた際は、以下の方法で対処しましょう。
静かにその場を離れる
1匹でウロウロしているスズメバチは、攻撃性があまり高くない女王蜂の可能性が高いです。しかし、スズメバチは急な動きや大声に反応しやすく、それらが攻撃のトリガーになることがあります。スズメバチを見かけたら、慌てずにゆっくりと姿勢を低くして、静かにその場を立ち去るようにしましょう。
殺虫剤を使う
最近では、スズメバチに特化した殺虫スプレーが多く販売されています。1匹でウロウロしているスズメバチを見かけたら、殺虫剤で早急に対処しましょう。
スズメバチ用の殺虫剤は、強力に噴射するタイプが多く、1度で多量を消費します。そのため、スズメバチ対策をする際は、スプレーを複数本用意しておくことをおすすめします。また至近距離で噴射すると、薬剤がかからず攻撃を受けるおそれがあります。スズメバチ用の殺虫剤を選ぶ際は、遠距離にスプレーできるものを選びましょう。
捕獲器で捕まえる
1匹でウロウロしているスズメバチを見かけた際は、すぐに駆除するべきです。しかし、殺虫剤や電撃殺虫ラケットなどを使い、自分の手で駆除することに抵抗がある場合は、捕獲器の使用がおすすめです。
スズメバチを誘引する甘い液体やフェロモンを使用した捕獲器の設置場所は、スズメバチを頻繫に見かける場所や、以前に巣があった場所の近くが適しています。捕獲器にスズメバチが入っていたら、死んでいること確認してから、自治体のルールに則って処理しましょう。
虫除け剤を使う
スズメバチは、木酢液やハッカ油のにおいが苦手です。巣作りしそうなスズメバチを見かけたら、よく見かける場所や、巣作りされる可能性のある植え込みや軒先に虫除け剤を散布して、巣作りを防ぎましょう。また、繁殖場所を探す女王蜂が活動しやすい春には、スズメバチを見かけなくても、予防策として巣が作られやすい場所に虫除け剤を散布しておくと安心です。
侵入経路を塞ぐ
スズメバチは、家の中にも巣を作るおそれがあります。普段目にしにくい天井裏や、壁の隙間、倉庫や物置の中は注意が必要です。これらの場所に巣を作られないためには、虫除け剤を使う以外にも、あらかじめ侵入経路を防ぐことが大切です。隙間テープやコーキング材を使い、侵入が想定される隙間を塞ぎましょう。完全に防ぐのが難しい場合は、防虫ネットの活用がおすすめです。
スズメバチがウロウロしていたら早めに対処しよう
1匹でウロウロしているスズメバチは、巣作りの場所を探している女王蜂の可能性が高いです。この時期の女王蜂は、攻撃してくることはほとんどありません。しかし、放置すると繁殖するおそれがあります。そのため、例え1匹でもスズメバチを見かけたら、早急に対処することが大切です。
次の記事へ
スズメバチの活動時期はいつ?刺されないための対処法も紹介 »