スズメバチが家の中に入ってきたら?対処法や予防策を解説
「窓を開けてくつろいでいたら、蜂が入ってきた」「服やカバンに蜂が止まっていて室内に入ってしまった」など、さまざまな理由で、蜂が家の中に入ってきてしまうことがあります。その中でも、スズメバチは攻撃性と毒性が高いため、注意が必要です。本記事では、スズメバチが家の中に入ってきた際の対処法と、侵入を予防する方法を解説します。
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スズメバチが家の中に入ってきた時の対処法
スズメバチが家の中に入ってきてしまった場合の対処法を解説します。
安全な場所に隠れる
家の中でスズメバチを見つけた場合、まずは安全な場所に避難することが大切です。扉で仕切られている部屋があれば、そこへ逃げ込みましょう。他に部屋がない場合は、暗い場所で静かに身をかがめて、蜂に刺激を与えないようにします。
室内を暗くして窓を開ける
蜂は明るい場所を目指す習性があります。窓を開けて部屋の電気を消し、蜂を外へ誘導しましょう。
夜間は明るい場所を作る
スズメバチが迷い込んできたのが夜間の場合は、野外に懐中電灯を置いたり、車のヘッドライトを点けたりして、窓の外に明るい場所を設けましょう。
スズメバチを追い出す際の注意点
家に入ってきたスズメバチを追い出す際に、注意するべきポイント2点を解説します。
殺虫剤は安全対策をとってから使用する
スズメバチが家の中に入ってきた際、すぐに対処できるのが殺虫剤です。しかし、殺虫剤には強い化学物質が含まれているため、小さな子どもやペットがいる場合は、吸い込まないように注意が必要です。また、殺虫剤は蜂を刺激することになるため、スプレーをかけ損ねた際に反撃されないように、厚手の服や長袖を着るなど、対策をしっかりしてから使用しましょう。
蜂を刺激しないようにする
蜂を手や棒で振り払おうとしたり、大声を出したりすると、蜂の攻撃を誘うおそれがあります。家の中で蜂を見かけた場合、慌てず騒がず、静かに対処することが大切です。
スズメバチの侵入を予防する方法
スズメバチの侵入を防ぐ予防策3つを紹介します。
- 虫除け剤を使う
- 虫除けネットを活用する
- 侵入経路を塞いでおく
虫除け剤を使う
木酢液やハッカ油は、蜂が苦手なにおいを発します。窓や玄関ドア、ベランダなど蜂が侵入しやすい場所に、これらの虫除け剤を塗っておくことで、蜂が寄り付きにくくなります。
虫除けネットを活用する
明るい場所は虫が好むため、白いシャツやシーツは蜂を呼び寄せてしまうことがあります。洗濯物に止まっていたスズメバチに気が付かず、そのまま一緒に取り込んでしまうケースは少なくありません。洗濯ものを外干ししている場合は、虫除けネットで洗濯ものを覆っておくと安心です。
侵入経路を塞いでおく
蜂は、網戸の隙間や通気口、エアコン室外機のパイプなど、僅かな隙間からでも室内に侵入してくることがあります。これらの隙間は蜂だけでなく、他の害虫や害獣の侵入経路にもなるため注意が必要です。家の中に虫が頻繁に入り込んでくる場合は、侵入経路を確認して、隙間テープやパテなどで塞いでおきましょう。
蜂の侵入が多い場合は巣があるかも!駆除を依頼しよう
家の中にスズメバチが入ってきてしまったら、まずは蜂を刺激しないように、静かに避難してから対処しましょう。スズメバチの侵入を防ぐには、虫除け剤や虫除けネットを活用したり、侵入経路を塞いだりして、予防策をしっかりとることが大切です。
家の周りで蜂を頻繁に見かける場合は、近くに巣がある可能性があります。ただし、蜂の巣は床下や天井裏、外壁の裏など、素人では見付けにくい場所にあることが多いです。また、スズメバチの駆除は非常に危険であり、刺されると命にかかわるおそれがあるため、必ず専門業者に依頼しましょう。
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